東洋医学では病気そのものを身体全体からとらえますので、どんな些細な症状でも全てお話下さい。それによって正しい診察、治療を行う事ができます。
安定剤、痛み止め、風邪薬等、ある種の薬は変化を及ぼし、適確な診察の妨げになりますので、現在服用中の薬は総てお話下さい。
痛いからと言って、薬により、安易に痛みを取り除くと、その奥に隠されている重大な病気を見落とすばかりで無く、さらに病を進行させることにも成りかねません。痛みは、貴方に身体の異常を訴えるシグナルですので、決して痛みを敵に回さないで下さい。
昔から「さじ加減」と言う言葉があるように、患者様によって、その人に合った治療量があります。 調子がよいからといって自己判断により治療間隔をあけることは、病気の回復を遅らすことになります。
身体を圧迫する様な物は御避け下さい。
例えば、ガ-ドル・ボディ-ス-ツ・ももひき等を身に付けていると、治療がしにくいばかりでなく効果も半減致します。正しい診察、治療を行う為には、下着一枚が最適です。
治療効果を持続させるために、疾病によっては、皮内鍼(ひないしん)、円皮鍼(えんびしん)、金銀粒(きんぎんりゅう)、等を貼付します。これらは、入浴などの日常生活には全くさしつかえませんので御安心下さい。
ゴマ灸・点灸など、極めて小灸でありますので、極端な熱さもなく皮膚にも残りません。また知熱灸はポカポカと、心地よく眠気を催す程です。これらのお灸は患者様御自身でもすえますと、補助療法として非常に効果を増しますのでお勧めします。
当院の鍼は全て高圧蒸気滅菌器によって消毒してあります。この消毒法は、厚生省及びWHO(世界保健機関)が、エイズや肝炎の消毒法として、正式に指示したもので、あらゆる病原菌やウイルスなどの感染防止に完全な効果を発揮します。尚、疾病あるいは患者様の御希望により、ディスポ鍼(使い捨ての鍼)を使用していますので、衛生管理は完璧です。